回転ゴマ(花ボール)について ~パッチワークの技法~

パッチワークの技法
スポンサーリンク

こんにちは。パッチワークキルト作家のmiwazouです。

パッチワークの技法のひとつである「回転ゴマ(花ボール)」についてご紹介いたします。

回転ゴマとは

回転ゴマとは、形は、ひな祭りなどで縁起物として飾られるつるし飾りの一種である七宝毬です。

七宝毬とは、日本の伝統的な和文様である「七宝」を立体的に毬の形に表したものです。

七宝文様は、円が重なって無限につながるイメージの幾何学模様で、
無限に連鎖する円満、ご縁、財産などの願いが込められてます。
特に人と人との繋がりから人間関係の円満を願ったものと言われています。

私はパッチワークで初めて知ったのですが、パッチワークでは「回転ゴマ」という名前で
教えてもらったのでこの名前を割と使ってます。

でも、「七宝毬」という縁起物であるということを知って、そっちの方がなんかいいな♡
って思ったりもしています。

回転ゴマ(花ボール)の作り方

回転ゴマ(花ボール)の作り方を簡単にご紹介します。

生地をカットする

まず型紙を作ります。

半円とラグビーボール型です。

ラグビーボール型のほうは、一辺が半円の半径と同じ長さの正方形を書き、
その対角の頂点から1/4円をそれぞれ書くイメージで作ります。

半円の半径と正方形の一辺の長さの決め方ですが。出来上がりの高さのだいたい半分ぐらい、
という感じです。

例えば。高さ10cmのボールを作りたかったら、半円の半径は

10cm ÷ 2 = 5cm

となります。またラグビーボール型を作るための正方形の一辺も長さも同じ5cmになります。

こうしてできた型紙を使って、半円、ラグビーボール型、それぞれ12枚ずつ生地をカットします。

縫い合わせる

半円とラグビーボール型の生地を縫い合わせます。

ここまできたら、半円の残りの部分と、ラグビーボール型の残りの部分を縫い合わせます。

後は、半円の直線部分を縫い合わせます。

このとき、返し口を3cmぐらい開けておきます。

綿を詰める

できたパーツを返し口から表にひっくり返します。

返し口から綿を詰めます。

思ったより入ります💦。目打ちなどでぎゅーっと押し込んで、角っこまでしっかりと詰めます。

ただ、根元の方(ラグビーボール型の生地から遠い部分)は緩めにします。

これは綿を詰めたところです。

綿を詰めたら、返し口のところをコの字閉じで閉じます。

これを12個作ります。

パーツをつなげる

しっかりめの糸(キルト糸などがいいです)2本どりで、これらのパーツをつなげます。

三角の頂点のところを頂点から3mmぐらいのところを糸を通していきます。

12個全部つなげたら、糸をぎゅーっと絞ってしっかり結びます。

頂点をくっつける

ラグビーボール型の頂点を4個くっつけて一つの頂点とします。

しっかりめの糸(キルト糸などがいいです)で、
ラグビーボール型の生地の一番端っこぎりぎりぐらいを糸を通していって4個繋げます。

4個糸を通したら、ぎゅーっと絞って頂点ができるだけくっつくようにして玉結びします。

同じことを6個して6個の頂点を作れたら完成です。

まとめ

パッチワークの技法のひとつである「回転ゴマ(花ボール)」についてご紹介いたしました。

今回私は半円の半径4cmで、出来上がりサイズ約8cmぐらいの小さめのかわいいサイズを
作ってみました。

半径のサイズを変えることで、もっと大きいのももっと小さいのも作れます。

ただ。小さくて掌にのっかるぐらいのを作りたかったのでこのサイズにしたのですが、
4cmだとやっぱりちょっと小さくて縫ったり綿を詰めたりするのがちょっと大変だったかな
という印象でした。

また。今回はクリスマスをイメージした配色で作ってみたのですが、
配色によってはもっと違う雰囲気のも作ることができます。

こんなちょっと和風の雰囲気もかわいいですね♡。

もっといろんな雰囲気のものも挑戦したいなと思います(^^)。

コメント

タイトルとURLをコピーしました