こんにちは。パッチワークキルト作家のmiwazouです。
minneの作家支援活動の一環で配信されている「おはよう!minneLAB」で、先日100回記念ということで、記念企画がされることになりました。作家支援アドバイザーの和田まおさんのお悩みに、私たちがお答えする、という企画です。
時間の使い方が苦手!というまおさんに、アドバイスをする、というものです。
私も、えらそうなことを言える立場にはないですが、超微力ながらもお役に立てるとうれしいなと思って、自分で実践していることを考えてみました。
「おはラボ」の企画にも応募したのですが、もうちょっと詳しく載せてみたいなと思いました。
会社員時代
私は、大学を卒業してからずっと二十数年間(歳がばれる(汗))IT系の会社で、SEとしてソフトウェアの開発業務に携わっていました。
時間働けば成果が出る、というお仕事ではなかったので、時間の使い方については考える機会が多かったかなと思います。
何時間でも残業可能だったころ
今でこそ「働き方改革」とか言って、会社全体で残業規制がかなり厳しくなっているようですが、数年前ぐらいまでは、誰でも夜遅くまで残業するのが当たり前、という部署にいました。定時に出社して定時に退社する人は「あの人全然働いてないよね~」って感じで見られるようなところにいました。
私も、ほぼ毎日残業する日々でした。
残業する、ということは、勤務時間が長いということなのです。例えば、今日中にこの作業を完了させなければならない!という目標があったとき、夕方ぐらいにまだ全然終わりそうになくても、「残業してがんばるかぁ」っていうのが普通の考え方でした。
そんなわけで、このころは、「効率よく作業を進めなければ!」という意識が、少し低かったかもしれないなぁ、と今になって思ったりしています。
短時間勤務をさせてもらっていたころ
そのころの状況
入社して数年、結婚して、出産もしました。産休、育休をいただいて、復帰後は1時間の短時間勤務をさせていただいてました。
とてもありがたいことに、お客様がとてもお気遣いくださって、2回の産休、育休をいただいたのですが、いずれも復帰後は休みに入る前と同じプロジェクトに参加させていただけました。
小さい子供がいること、短時間勤務であること、突然の子供の病気なので休暇をいただくことがあること、など、とても理解くださって、本当にいい環境にありました。
なので。逆に、どうしても期待にお応えしたい!という気持ちになり、子供のことを言い訳しないで、お客様からのご依頼には対応しよう!と思って働いていました。
しかし。制度上は1時間の短時間勤務ですが、出産前は毎日残業していたので、出産前から見たら実質数時間の短縮になっていました。なかなか厳しいなぁと、最初の復帰後はとても不安いっぱいでした。
短時間になることで集中力アップ
先に書いたように、仕事が思ったように進まなかったら「残業しようっと」って気軽に考えていたのが、短時間勤務をすることにより、仕事が思ったように進まなかったら「やばっ!!!なんとかしなければ!」って、考えるようになりました。
イメージ的には、それまで10時間でやってたことを7時間に詰め込まなければいけなくなった、という感じです。
「無理じゃない!?」って感じですが。これが、なんとかしなければと思ったら、割と大変な集中力を発揮するもののようです。
余談ですが。私は、県を超えて1.5時間ぐらいかけて高校に通っていました。テスト当日は、通学電車の中でテスト勉強をしていたのですが、ものすごい集中していました。普段、おうちで英文を覚えようって思っても、なかなか入ってこなかったりするのですが、テスト当日の通学電車では、数十ある英文をどんどん覚えることができました。
切羽詰まった時の人ってすごいなぁって、自分のことながらびっくりでした。
さらに効率よく時間を使うために
働く時間が短くなってしまったので、「気力が充実しないなぁ~」ってなかなか進まない状況を放置したり、無駄な時間を過ごしたり、するわけにはいかなくなりました。
何かの本で、朝、エンジンがかかる前は、単純作業(メールチェックしたり)をし、エンジンがかかってきたら、その日やるべき項目の中から、一番難しいものをやるのがいい、っていうのを見たことがありました。
早速それは実践です。特に、私は、午前中のほうが集中できるみたいなので、エンジンがかかったら、一番難しいのをやるっていうのは私に合ってるのかなと思いました。
また。午後、眠くなってきたりすると、少しだけ自分が好きなことをやって、目を覚ますっていうのもやってました。
私は、どうもプログラムを作るのが好きらしく、プログラミングしてると、どんな状況のときも、どんどん集中してしまうのです。簡単なものでも、多少難しいものもOKです。
なので、ちょっと眠くなってきたなぁとか、モチベーションが上がらないなぁっていうときは、プログラミングの作業をやることでスイッチを入れてから、本来やるべき優先度の高い作業に取り掛かる、っていうことをしていました。
まとめ
私が実践したのは以下です。
- 「今日中にやらなければ!」という気合で集中力を高める
- 出社したら、メールチェックなどの単純作業で、頭を温める
- エンジンがかかってきたら、まず、むずかしい作業に取り組む
- 集中力が落ちてきたら、少し好きな作業をして、スイッチを入れ直す
こんな感じで、短い時間ながらも、他の人にそれほど頼ることなく、なんとか自分の担当部分を遂行することができたかなと思います。少なくとも、出産前の私に比べたら、かなり効率よくお仕事できるようになっていた気がします。
主婦 兼 ハンドメイド作家になって
長い間働いてきた会社を退職し、主婦 兼 ハンドメイド作家としての活動を開始しました。
会社では、納期がきちんと決まっているので、おのずと目標も決まってきます。が。おうちで一人で仕事するようになると、全部自分の匙加減なので、怠けようと思ったらいくらでも怠けられるっていうのが、自由であり、怖いところだと思います。
元来めんどくさがりで、怠けものの私なので、会社員時代に比べたら、かなりゆる~い生活になってます。
しかし、本能のままに怠けていてはまずいので、時間の使い方については、気にするようにしています。基本は会社員時代と同じかなと思います。
イメージ的には
- 「今日中にやらなければ!」という気合で集中力を高める
⇒朝、今日やることリストを作って、何度もそのリストを見て進捗具合を確認する - 出社したら、メールチェックなどの単純作業で、頭を温める
⇒まずは、家事(洗濯、掃除)、ラジオ体操をして体を動かす - エンジンがかかってきたら、まず、むずかしい作業に取り組む
⇒午前中は、製図、生地選び、生地のカット、minneギャラリーの説明文作成、写真撮影など、頭を使って集中してやりたい作業、または、がっつり時間をとってする作業をする - 集中力が落ちてきたら、少し好きな作業をして、スイッチを入れ直す
⇒ピーシング、キルティングなどの、機械的に手を動かす、それほど頭を使わなくていい作業をしたり、好きなこと(今は、編み物をすると集中力を復活できる)をして、スイッチを入れ直す - [追加]家事してるときに、ちょびっとだけ空く時間(お料理の待ち時間とか)にしたいことを事前に一覧にしておいて、時間ができたらそれをこなす
って感じです。
これからも
おはラボのYouTubeライブで、みなさんからの時間の使い方の工夫とか、まおさんへのアドバイスが発表されました。
みなさん、いろんな工夫をされていて、すごいなぁと感動しました。私なんかの拙いお話なんて、なんか恥ずかしいと思うほどでした(^^;。
現状の私の時間の使い方が「もうばっちり!」という状況かというと、まったくそんなことはありません。どちらかといえば、もっと見直したいと思っているほうです。今回のYouTubeライブでは、参考になる話がたくさんあったので、再度見直して、私にも実践できることをやっていけるといいなと思います。
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