こんにちは。パッチワークキルト作家のmiwazouです。
桜の花をアップリケしたミニタペストリーを作りました。桜のかわいらしい、ちょっぴり和の雰囲気のあるタペストリーになりました。
こちらのミニタペストリーをご紹介いたします!
作品ご紹介
桜の花をアップリケしたミニタペストリーです。
ほんのり和の雰囲気のあるかわいいタペストリーになりました。
和風な感じに仕上がりましたので、和室に飾っていただくのもよいかと思います。
また、暗くなりがちな玄関やお手洗いに飾っていただくのもよいですね。
サイズの小さいミニタペストリーですので、マンションの玄関にもピッタリです。
生活空間の一角に、お部屋のアクセントに、季節の彩を添えることができる一品になるかと思います。
できあがりサイズは、
- 横 約24cm
- 縦 約24cm
- 棒通しの部分の幅 約4.5cm
となっています。
こだわりポイント
このタペストリーを作るにあたっての、私のこだわりの点は以下です。
デザイン
桜の花をたくさん散らすイメージで作りたいなっていうことだけ考えていたのですが、なかなか図案が決まりませんでした。大好きな桜なのに、苦戦しました。。。
花びらを一枚一枚アップリケする感じにしたい!っていうのはあったので、一つの花のイメージは決まっていました。
なので、その桜の花をランダムに並べてみることにしました。
なかなか「これだ!」って決まらなくて、いろんなパターンで並べてみました。そうして、やっとできたデザインです(^^)。
ハンドキルティング
表布と裏布の間にキルト綿をはさみ、一針一針、丁寧にキルティングをほどこしまています。
私は、キルティングは、ミシンではなく、手で縫うハンドキルティングにこだわっています。
ミシンのようにきれいに整った針目で縫うことはできないですが、その分、味わいがあり、温かみが感じられます。ミシンに比べると、かなり手間暇はかかってしまうのですが、機械感がなく、ふんわりやわらかく、やさしい雰囲気に仕上がります。
このやさしい雰囲気が私は大好きなのです。
「桜」について
桜は私の大好きなお花の一つです。
若いころはそんなに興味がなく、「をを。そろそろお花見の季節だね~」ぐらいに見ていました。
いつからか、桜の魅力に憑りつかれた気がします。
毎年、春になると一面ピンクに染めるように、きれいに咲き誇り、
ほんのはかない命を全うすると、一斉に花を散らし、並行して、一面をグリーンの葉で覆いつくす。
秋になると、グリーンの葉が一斉に茶色になり、ばーっと散ってしまい、まったくの丸裸になってしまう。
そして、また春が来るときれいな花を咲かせる。
1年でこんなにも姿を変えるのがとっても不思議で、すごく魅力的に感じます。
また。中学生の時に国語の教科書に載っていた、染色家の方のお話がとっても衝撃で今でも記憶に残っています。
京都の嵯峨に住む染織家志村ふくみさんの仕事場で話していたおり、志村さんがなんとも美しい桜色に染まった糸で織った着物を見せてくれた。そのピンクは淡いようでいて、しかも燃えるような強さを内に秘め、はなやかで、しかも深く落ち着いている色だった。その美しさは目と心を吸い込むように感じられた。
「この色は何から取り出したんですか」
「桜からです」と志村さんは答えた。素人の気安さで、私はすぐに桜の花びらを煮詰めて色を取り出したものだろうと思った。実際はこれは桜の皮から取り出した色なのだった。あの黒っぽいごつごつした桜の皮からこの美しいピンクの色が取れるのだという。志村さんは続いてこう教えてくれた。この桜色は一年中どの季節でもとれるわけではない。桜の花が咲く直前のころ、山の桜の皮をもらってきて染めると、こんな上気したような、えもいわれぬ色が取り出せるのだ、と。
『言葉の力』 大岡 信
この筆者の大岡さんと同じように、私も「桜で染める」ということなら、もちろん桜の花を使って、と思いました。しかし、なんと木の皮から取り出したというのが、本当にびっくりしました。あんなごつごつとした、黒い木、とても繊細とは思えない木の幹から、美しいピンク色が取り出せるなんて。
まだ子供だった私にとっても、この話はとっても衝撃的で、よく記憶に残っています。桜の不思議な魅力を感じました。
桜は万葉集の時代から、人々に愛され、歌にもたくさん詠まれています。
そんな昔から、たくさんの人が、このかわいい花に心を揺り動かされてきたのでしょうね。
お知らせ
こちらの作品は、ハンドメイドマーケットサイトminneで販売させてもらっています。よかったらチェックしてみてくださいね。
コメント
桜がすごく可愛いですね〜
イメージ通りに作るのって難しいですよね😅これも苦戦されたとのことで…
私も桜は大好きです😊
こはるおとさん。ありがとうございます。
すごくうれしいです(^^)。
イメージ通りに作るのは、ほんとに難しいです。よく苦戦します(^^;。
でも、できるとうれしいですよね。