そもそも私がやりたかったことって? ~おはラボを見て考えたこと~

ハンドメイド販売
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こんにちは。パッチワークキルト作家のmiwazouです。

minneLABの作家支援活動で、YouTubeコンテンツ 「おはよう!minne LAB」通称「おはラボ」 の配信があります。おはラボではいつも、作家支援アドバイザーの和田まおさんが、minneの作家さんからのお悩みに、本当に親身になって答えてくださっています。

「おはラボ」を視聴させてもらって、自分なりに考えたことを書いてみようと思います。

今回のご質問は『質問135「キャラクターアイテムでハンドメイドを仕事にしたい」』ということです。

質問の内容

質問者さんは、自分で作った動物などのキャラクターを手刺しゅうした、ポーチなどの日常雑貨を販売されています。

このキャラクターがめちゃくちゃかわいくて♡。私ははまってしまいました。twitterもフォローしちゃいました。

なのですが。がんばって写真や文章なども改善しているけど、今のところ売り上げがあまり多くないとのことでした。がっつりキャラクターの作品を売っていくにはどうしたらいいか悩んでいるというお話でした。

質問者さんは、センスがないのか、キャラクターがついてないほうが買ってもらいやすいのか、と考えていらっしゃるとのことでした。

でも。自分で作ったキャラクターを刺繍した作品を売りたい!と考えられているとのことでした。

まおさんのご回答

ご相談に対するまおさんのご回答は以下のような感じでした。

キャラクターものだから売れないのか?

なぜキャラクターがついてると売れないと思うのかを考えてみましょう。

キャラクターを「かわいい」と思ってもらうためには、そのかわいさを積極的に発信して共有しないといけない。

質問者さんの作品説明には、作品の機能性、こだわりには丁寧に書かれているけど、キャラクターの背景とか紹介とかがそれほど書かれていない印象。(キャラクターよりも機能性のほうを推している印象になる)

キャラクターのファンになってもらうために、キャラクターのことをもっと紹介していきましょう。

時間の使い方

質問者さんの作品には、生地にハンコを一つ一つ丁寧に押して、作っているものがある。すごく時間(コスト)がかかると思われる。

作品を作れる時間は有限なので、売りたいのは雑貨?刺しゅう?キャラクター?それによって力を入れるところの優先度を決めていく必要があります。

スタートラインを考えよう

今のままの考え方、時間の使い方を変えていかなければ、状況は変わらない。

いつから、どんな形でハンドメイドを仕事にしていくか、を具体的に検討し、進めていきましょう。

私が考えたこと

まず。私はキャラクターものではない(っつーか。びっくりするほど絵心がなくて💦、その意味では全然違う)のですが、なんとなく共感できることがあり、まおさんのご回答もすごく刺さるところがあったなと思いました。

質問者さんは、こんなにかわいいキャラクターを、すごくきれいに刺繍されていて、仕立てもとってもきれいなのに、「あまり売れてない」と感じられている状況がある、ということにびっくりしました。そして。こんなにかわいいのに「キャラクターが付いてないほうが買いやすい」と考えられている事に驚きました。

でも。もしかしたら私も同じなのかなと思いました。

私は作品にパッチワークを入れたいと思っています。

  • パッチワークの作業が楽しい
  • 一枚布にはない、いろんな生地の組み合わせでステキな模様ができる
  • せっかくいろんなパターン、技法を勉強したので、それを活かしたい

などの理由かと思います。

でも。それってお客様が「買いたい」理由になるのかと不安に思っています。少なくとも1個目3個目は私の勝手だったりしますし。それより、逆に手間がかかる分価格も高くなってしまって、お客様が遠ざかってしまうのかもって。

でも。私がこの質問者さんの作品が「キャラクターの刺しゅうがこんなにかわいいのに」って思うように、もしかしたら私の作品を見て「パッチワークがこんなにかわいいのに」って思ってくださる方が現れて、そういう方がお客様になってくださるのかもしれない。

そこで。まおさんのご回答の1個目が刺さりました。

私は、元々パッチワークの作品を作りたい、売りたいと思っていました。そして手軽にご購入いただき、いつでも手元に置いていただけるものとして、ポーチなどの小物を作り始めた、というところでした。

それなら、パッチワークをもっと前面に押して、お客様にもパッチワークの魅力が伝わるような発信、作品説明をしないといけないのではないかと思いました。

まおさんのご回答の2個目も気になりました。

パッチワークは手間暇がかかるもの。わかってくださる方はわかってくださるのだと思います。

が。作業を効率化できる便利グッズとか使える場合もあったりします。手軽にしつけかけできるものとか、布用両面テープ的なものとか。そういうのをうまく使うと多少でも効率化できる場合があります。私にとってミシンもその一つかもです(ミシンを「グッズ」というのもなんですが💦)。

そういうものも使わなくはないのですが、心の片隅で「そういうのを使うのは邪道だ」って思ったりするところがあります。

自分が制作活動に使える時間は有限なのに、こだわるのはそこちゃうやろ!ってところがあるかなと思いました。

私ができること

おはラボを視聴すると、毎回新しい学びがあったり、気が付くことがあるのですが、今回は特に刺さるところがあるなと思いました。(タイトルが「キャラクターアイテムでハンドメイドを仕事にしたい」ということで、見る前に「私とは違う感じの作品のお話かな」と先入観を持っていたのに、見てみたらすごく自分に当てはまる話だったので、余計に刺さったのかも)

以下を考えて実践したいなと思いました。

パッチワークの良さを前面に押し出す

私がやりたいことは、「布小物を使っていただく」がメインではなく、「パッチワーク作品を楽しんでもらう」なのだと改めて思いました。

なので。以下を改めて考えようと思います。

説明文の見直し

私がパッチワーク作品が作るのも使うのも飾るのも大好きだってこと、「パッチワーク作品を楽しんでもらいたい」ってことをもっとお伝えしていきたいと思いました。

その観点で作品の説明文を見直していきたいと思いました。

また。以前ハンドメイドイベントでお客様にあまり私の方から話しかけられなかった、どう伝えればいいかわからなかった、ってことがあったので、対面販売向けにも、改めて自分の作品について、パッチワークの良さなどどう伝えればいいか考えたいと思いました。

キャラクターではないけど、その作品を作った背景、パッチワークパターンの意味、その生地を選んだ意味、など、きちんとお伝えできるように検討したいなと思います。

作る作品の見直し

現在、メインで販売しているのは、ポーチなどの布小物が多いのですが、それはパッチワークを楽しんでもらうために、手軽に購入してもらってそばに置いてもらえるかなって思ったものでした。

しかし。今回改めて考えてみて、ポーチなどの仕立てることが一番のメインの目的ではない気がしました。

以前、minneLAB世田谷にお邪魔させていただいたときにまおさんから、大きめのタペストリーとかバッグとか思い切り作って、きちんと価値を乗せた価格を付けて販売してもよいのではないかとのアドバイスをいただきました。(それで現在タペストリー製作中です)

そのときは、そういう大きなものを「松ランク」としてギャラリーに並べると、そういう技術があることもアピールできるし、ギャラリー全体の見え方も変わってくる、っていうところで納得していました。

今回考えたのは、ポーチなどに仕立てることをどうしてもしたいというわけではない、という現状なので、実用的な小物だけではなくて、タペストリーとか他にもパッチワークを楽しんでもらえるということを第一に考えた作品を作るのもよいのではないか、と思ったのでした。

というところで。販売する作品について、改めて考えようと思いました。

といっても。比較的手軽にご購入いただいて、いつもお手元に置いてもらって普段使いしてもらって楽しんでもらいたい気持ちはあるので、布小物類とバランスよく作っていけるといいなと思います。

時間の使い方について

やはり作業の効率化は必須かと思いました。

私は、キルティング(パッチワークした表布、キルト綿という薄い綿、裏布を三枚重ねて縫い合わせる)は、どうしてもミシンではなく、手で縫うハンドキルティングしたいと考えています。

手で縫った、機械感のない、ふんわりやわらかく、やさしい雰囲気が大好きなのです。この感じは、手間暇がかかっても、どうしてもお伝えしたいのです。

なので。ここは譲らないとして。

でも、それ以外の部分では効率化できる部分もあるのではないかと思ったりしています。その意味では便利グッズも使っていけばいいかなと思います。

制作にかけられる時間は有限であることを改めてきちんと考えたいと思いました。

(※)余談1

今回の質問者さんの作品には、生地に手作りのキャラクターハンコを一面にペタペタと押して、この生地を使った作品があります。

まおさんからのアドバイスでは、このやり方だとコストがかかりすぎる感じがあり、自分が力を入れるべきはそこなのかを改めて考えるのもよい、というお話でした。

私もとっても納得でした。趣味でやってる分には、ハンコを押すことで納得のかわいい作品になる、ハンコを押すのが楽しい、みたいな感覚でOKかなと思うのですが、仕事としてやるとすると、こんなに手間暇かけてハンコを押すのか、ということは改めて検討するのは意味があるかなと思いました。

が。この一面にめちゃくちゃかわいいハンコがおされた生地が、これまためちゃくちゃかわいいのです♡。

なので。作家仲間としてではなく、お客様目線で自分勝手なことを言わせてもらうと、この作品めっちゃかわいくて、大好き♡って感じです。

(※)余談2

キャラクター設定について。

随分前に見たテレビなのですが。業績を上げたいと考えている企業に芸能人が出向いて行って、アドバイスをする、という番組をやっていました。その番組で、どこかのテーマパークに野生爆弾のくっきーさんが出かけて行ってお話をされる回がありました。

そのテーマパークにはキャラクターがいるんだったか、作ったほうがいいってアドバイスされたんだったか忘れちゃったんですが、くっきーさんがキャラクター設定の重要性についてのお話をされていました。

以前ニューヨークでくっきーさんのアート作品が何千万とかで売れた、みたいなニュースがありました。そこで、くっきーさんの画風のすごい女の子たちの絵も出展されていました。(この女の子たちが売れたんだったかなぁ。。)

実は、この女の子たちは姉妹で、長女はこんな性格で、次女はこんな特徴がある、みたいなキャラクター設定が全員にされていたんですって。そういうキャラクターの背景を設定して、ストーリーを作って作品を作っている、みたいなことを言われていました。

その番組を見てた時は「へぇ~」ぐらいに見ていました。しかし。今回のまおさんのご説明を伺って、くっきーさんがこのときに言いたかったことをなんか納得できた気がしました。

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キルト和

コメント

  1. こはるおと より:

    ハンドメイド販売は楽しいだけじゃなく、考えることも多くて大変ですよね。
    キルト和さんのこだわり、しっかり伝わりました。
    私は今や購入者側の身ですが、手縫いの魅力とか、そのこだわりは私としても共感できるものです。
    「そのふんわりした優しい雰囲気」が素敵なのは購入した側としても感じるし、その手作りのぬくもりが気に入っています。
    それに結構丈夫ですよね。
    ペンケースはいくつか使い分けてて、毎日使っている訳ではありませんが、あれからずっと現役です。
    パッチワークだからこその可愛らしい柄も、魅力だと思います。

    長々とすみません。
    本当にキルト和さんの作品が好きで、私も勝手ながら魅力がもっと伝われば嬉しいなと思っています。

    本当は私のブログとかで紹介させて頂きたいですが、「ハンドメイド宣伝します」企画をTwitterでやって、その大変さを知ってから迷ってます…;本当に続けられるのかなと…
    でもなにかご協力できることがありましたら、遠慮なくおっしゃっていただきたいです。
    微力ながら、サポートさせて頂きたいです。

    長々と失礼しました。
    そして記事投稿日から遅れたコメントすみません💦

  2. miwazou miwazou より:

    こはるおとさん。ありがとうございます。
    こはるおとさんが私の作品を気に入ってくださること、本当にうれしいです。
    こんなにうれしいコメントをいただけて、元気が出ます(^^)。
    自分の作品の魅力をもっと伝えていけるようにがんばらないとですね。

    こはるおとさんもいろいろと試行錯誤しながらがんばってらっしゃるなぁって思ってます。
    音楽もとってもいい雰囲気だし、お花の写真がとってもステキ♡。すごくきれいですね。

    私ももっと積極的に動いていかないといけないなと、やる気をいただいてます。
    お互いにがんばりましょうね。

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